既存の照明をLEDへ交換する際、市の補助金制度を活用することで初期費用を抑えることが可能です。現在、浜松市では「企業向け」と「自治会向け」の2つの支援枠が設けられています。
しかし、補助金の申請には「契約前の手続き」など厳格なルールが存在します。確実に申請するためには、条件や申請のルールを確認しておくと安心です。
本記事では、補助金の対象となる条件や具体的な申請手順、失敗しないための注意点をわかりやすく解説します。
【この記事で分かること】
・浜松市で使えるLEDの補助金の種類
・LEDの交換で使える補助金の申請手順
・LEDの補助金を受ける際の注意点
浜松市のLED更新で活用できる補助金制度
| 対象 | 補助制度の状況 | 主な要件・特徴 |
| 中小企業・個人事業主 | 浜松市脱炭素経営設備導入支援事業 | 補助率:1/2 ※調光制御機能(センサー等)付き高効率LEDへの更新が対象 |
| 自治会・地域コミュニティ | 自治会集会所省エネ設備導入事業費補助金 | 補助率:1/2(上限100万円/1集会所) ※自治会集会所の照明LED化が対象 |
※いずれの制度も令和8年度(2026年度)の受付は終了しています。(脱炭素経営設備導入支援事業の照明設備は2026年6月12日、自治会集会所省エネ設備導入事業費補助金は事前調査票の提出期限2026年9月25日で終了)次年度の実施有無や条件は、浜松市の公式発表をご確認ください。
照明をLEDへ更新する際に使える補助金は大きく分けて2つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
【事業者向け】浜松市脱炭素経営設備導入支援事業

浜松市脱炭素経営設備導入支援事業費補助金は、市内事業者の脱炭素化に伴う設備投資を支援する補助制度です。
温室効果ガス削減計画の策定を要件に、太陽光発電(出力1kWあたり4万〜6万円)や定置用蓄電池(経費の3分の1以内)、高効率空調・照明設備(経費の2分の1以内)の導入費用が補助されます。
エネルギーコストの削減とGHG排出量削減を同時に実現し、事業者の産業競争力強化を図ることを目的としています。
【自治会向け】自治会集会所省エネ設備導入事業費補助金

浜松市自治会集会所省エネ設備導入事業費補助金は、エネルギー価格高騰に伴う自治会の電気代負担を軽減するための臨時補助制度です。
自治会集会所へのLED照明の導入や省エネ基準を満たす空調設備(エアコン)への更新を行う際、経費の2分の1が補助されます。上限額はLED照明が1集会所あたり100万円、空調設備が1台あたり40万円です。
補助金の対象となる条件
ここではそれぞれの補助金の条件を紹介します。
浜松市脱炭素経営設備導入支援事業の条件
対象者は浜松市内に事業所や店舗、工場等を有する中小企業(中小企業基本法に基づく)、および個人事業主等です。市税の滞納がないことが条件となります。
また、既存の照明設備から、高効率なLED照明への更新(入れ替え工事)に限定されます。指定されたエネルギー消費効率(lm/W)の基準を満たす製品を選ぶことが必要です。
ほかにも設備導入によって年間の温室効果ガス(CO2)排出削減量が、一定基準(例:2.0t-CO2以上)を見込めることが求められます。なお、国の「省エネ診断」を受診している事業所に対しては、この削減要件が緩和される措置が用意されています。
自治会集会所省エネ設備導入事業費補助金の条件
市税を完納している浜松市内の自治会等が対象団体となります。対象となる施設は、自治会が所有している、あるいは無償で借用しており、電気料金を自治会が継続して負担している集会所に限られます。原則として1自治会につき1集会所のみの適用です。
対象は集会所に固定設置するLED照明器具の購入費、およびその設置工事と既存器具の撤去工事費です。天井吊下げ形や直付け形など、固定設置型であることが条件となります。ポータブルライトや卓上スタンドといった、持ち運びが可能な器具は補助の対象外です。
浜松でLED補助金を受給するための申請手順
補助金を利用する場合、契約や着工前に申請書類を提出し、交付決定の通知を受けてから発注を行うのが鉄則です。ここでは事業者向けと自治会向け、それぞれの基本的な手続きの流れを見ていきましょう。
1.導入プランの策定・見積依頼
設置箇所の状況を確認し、施工業者と具体的な計画を練ります。事業者は指定の消費効率やCO2削減目標を満たす製品の見積もりを依頼します。自治会の場合は、事業規模に応じて複数社から相見積もりを取得してください。
2.事前相談および手続き(自治会のみ)
自治会向けの制度を利用する場合、まずは各区役所の区振興課や行政センターといった受付窓口へ「事前調査票」などの関係書類を提出します。事業者の場合はこのステップを省略し、次の交付申請へと進みます。
3.補助金交付申請書の提出
市の窓口やオンライン経由で正式な申請を実施します。申請書に加え、見積書、詳細な仕様書、施工前の現場写真、市税の完納証明書など、指定された必要書類一式を揃えて提出することが求められます。
4.交付決定通知書の受領
提出した書類に基づく市の審査を通過すると、「補助金交付決定通知書」が手元に届きます。この通知書を受け取って初めて、施工業者との正式な契約や発注、および現地での工事着手が可能になる仕組みです。
5.工事の実施・代金の支払い
交付決定後に工事を実施し、施工業者へ費用の支払いを行います。後日の報告で必要となるため、施工中の様子や工事完了後の現場写真、内訳が明記された領収書は紛失しないように保管しておいてください。
6.実績報告書の提出
全ての工事と支払いが完了した後、速やかに「実績報告書」を市へ提出します。報告書には、事前に保管しておいた工事完了後の写真、領収書の写し、製品の保証書など、事業の完了を証明する書類の添付が必要です。
7.補助金の請求・交付
提出した実績報告書に基づく確定審査が行われます。無事に審査を通過し、市から「補助金の額の確定通知書」が届いた後、「補助金交付請求書」を提出します。これにより、指定した銀行口座へ補助金が振り込まれます。
補助金を利用した浜松市のLED交換の注意点
ここでは申請手続きで見落としがちな3つの注意点を解説します。
「交付決定前」の着工・発注・契約は厳禁
事前の申請を行い、市から「交付決定通知書」を受領する前に発注や契約を進めてしまうと補助対象から外れます。スケジュールには十分な余裕を持ち、決定通知を待ってから業者へ正式発注してください。
新規設置は対象外(既存からの更新が条件)
本制度はエネルギー削減を目的としているため、建物の新築時や、これまで照明設備がなかった場所への新規設置は対象外です。あくまで、既存の蛍光灯や白熱灯から高効率LEDへの入れ替え工事となります。
申請期限と予算枠の終了
補助金には年度ごとの予算枠が設定されています。募集期間内であっても、申請総額が予算上限に達した時点で受付が打ち切られます。導入を検討の際は、早期に申請に向けて動き出しましょう。
浜松市でのLED照明導入・補助金申請に関するよくある質問
LED照明の補助金に関するよくある質問とその回答を紹介します。
浜松市に個人向けのLEDの補助金制度はある?
個人住宅の照明のみを対象とした単独のLED補助金制度は、現在浜松市では実施されていません。ただし、国が実施する「子育てエコホーム支援事業」などの大規模なリフォーム支援制度の中で、一定の要件を満たす省エネ改修の一環としてLED照明の導入が補助対象に含まれるケースがあります。
個人宅の場合は、国や県の広域な住宅リフォーム向け補助金事業の最新情報をチェックし、該当する枠組みがないか確認してください。
浜松市のLEDの補助金はいつまで?
申請の受付期間は各補助金制度によって異なりますが、例年4月〜5月頃に公募が開始され、翌年の1月末〜2月上旬頃を期限としているケースが一般的です。
ただし、予算上限に達し次第、予告なく早期受付終了となるため、秋口以降の申請では間に合わない可能性があります。導入を決めた段階で、直ちに市の公式サイトで状況を確認してください。
浜松市のLEDの交換・設置は東亜ガスへ
補助金の活用には、要件の確認や煩雑な申請手続き、確実な施工対応が求められます。浜松市でのLED照明の導入をご検討の際は、地域密着の東亜ガスへお任せください。
最適なプランの提案から面倒な申請手続きのサポート、安全な施工まで、一括で対応できる体制を整えています。地元浜松の企業として、事業所や集会所の状況を直接確認し、迅速かつきめ細やかな対応を提供します。
地域の補助金事情に精通しているため、制度を最大限に活用したコスト削減計画の立案も得意としています。導入後も安心してお使いいただけるよう、アフターフォローにも力を入れています。LED化を通じた省エネ対策をご検討なら、ぜひお気軽にご相談ください。
